タイトル | : Re: 片面キャストコートの厚み |
投稿日 | : 2011/09/06(Tue) 10:39:06 |
投稿者 | : 名刺ショップドットコム < > |
毎度ご利用頂きまして誠にありがとうございます。
キャストコート紙につきまして、ご意見を賜り誠にありがとうございます。
まず、一般論として、用紙の品質差についてご説明をさせて頂きます。
弊社で使用を致しております印刷用紙は、木材パルプを原材料とした自然材料を使用いたしております。その為、その製造工程や製造ロットによる若干の品質差については、発生することが不可避となっております。
弊社でお取り扱いを致しております用紙はすべて、国内の製紙会社によって国内生産された物でございまして、一般的には非常に品質に優れた用紙として認識はされておりますが、現実的には、やはりロット間での差は全くないというレベルには到達を致しておりません。
とりわけ、厚み感は、用紙の張りやコシといった要素によって、実際の厚みよりも厚く感じたり、薄く感じたりといったことが生じます。
弊社で使用いたしておりますキャストコート紙につきましては、昨年製造工場の変更があったことは把握いたしておりますが、その際に弊社で検証した結果、有意に変化があるものではないとの判断をいたしております。(製造会社・銘柄・斤量などは変更いたしておりません)
無論、全く同一ではなく、若干コートの白色度が上がり、より白っぽくなったことや、用紙のコシが若干弱いといった差異はございましたが、用紙の厚みや斤量に問題はなく、誤差の範囲として判定した経緯がございます。
ご指摘のIDのものについてですが、厚みの実測値が
前者が0.242mm 後者が0.255mm 程度となり、やはり若干前者が薄くなっておりました。現状の弊社在庫紙については、前者とほぼ同等です。また、同紙の用紙見本帳(用紙問屋がリファレンスとしている見本帳です)の同一斤量のものは、0.248mm程度となっておりました。
(どの場合にも、計測箇所によって0.005mm程度のばらつきがございましたので、数値は無作為で5箇所計測した平均値を記載いたしました。)
この数値をどう判断するかは非常に難しいのですが、用紙見本帳を中間値と考えるのであれば、前後3%のブレが現状確認できていることとなります。
用紙品質上の問題や、メーカーへのフィードバックもございますので、上記のデータを用紙販売店経由で調査依頼をいたしましたので、回答結果につきましては、今しばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。
弊社といたしましても、お客様の品質感は非常に重要であると考えておりますので、製造側の基準や現状が明確になれば、できる範囲・できない範囲が明確になろうかと思われますので、今しばらくお時間を頂戴できれば幸いです。