タイトル | : Re: 再版の際の印刷の濃さについて |
記事No | : 1731 |
投稿日 | : 2009/10/08(Thu) 10:11:48 |
投稿者 | : 名刺ショップドットコム <
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お問い合わせ頂き誠にありがとうございます。
ご質問の件ですが、基本的にはできる限り同じ色に仕上がるように調整はさせて頂いておりますが、残念ながら現状の技術では、色を完全に一致されることは困難となります。
同じCMYK数値の色が毎回一致するのが本来であることは事実です。
しかしながら、印刷する際の紙のコンディションや温度・湿度などによって、誤差が生じているのもまた事実です。
これらの誤差が、初回にマイナス側で次回にプラス側にふれた場合には、色差は最大となってしまいます。
再版(在版データでご注文時)の場合、前回版を確認の上、ある程度の調整はしており、許容範囲と思われるなかでは出荷しているのですが、現実的に許容かどうかはお使いになられるお客様のご判断が最優先となりますので、その場合には刷り直しを含め柔軟に対応させて頂いておりますのでご指示いただければ幸いです。
※新規データとしてご注文いただいた場合には、それが再版で同一のものを過去印刷したものであっても、弊社側では新規のものという認識となり、過去の刷り見本との比較ができませんので、個別の色合わせはいたしておりません。(相対的な色調整はいたしております。)
実際問題として、「色」は本当に難しく、都度で完全な同一性が担保されていれば印刷業界全体のコストがかなり下がることは間違いありません。 色の厳しさを要求されるような印刷分野では、いまでも印刷オペレーターによる人的経験による微調整とカット&エラーによる調整が主となっております。 これだけ技術が進んだ現代で、測色機などで機械的に調整すれば済むのでは?とも思うのですが、人の目は「相対的な違い(並べて違うもの)」に対して敏感で、それは機械の精度を超えるものです。
その為、どれだけ機械で調整をしても、数値上はほぼ同一であっても、人の目には「違う」となることは良くあることです。
とは言っても、それは業者側の言い訳でございますので、お客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、ご指摘をいただければ(ご指摘をいただかないようにするのがベストなのですが、見慣れた目の範囲では許容の範囲が甘くなってしまうのもお恥ずかしながら事実です。)幸いです。
後ほどこちらから直接ご連絡させていただきますので宜しくお願いいたします。
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