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タイトル標準用紙の中での「おすすめ」
記事No1532
投稿日: 2009/07/14(Tue) 11:36:40
投稿者centree
こんにちは、何回か利用させていただいています。
掲示板を見ていると、「淡色ベタのムラ」とか
「断ち落としに向きにくい用紙」などが
書かれている場合があります。
それを参考に、今後注文しようと思うのですが
自分には名刺shopさんほどの経験値がないので
「向いている紙」を選ぶのが難しいように思うことがあります。
(淡色ベタ有 かつ 濃色部分での断ち落し有 など)

それで…用紙選択を「標準用紙4種類」の中で
「おまかせ」することはできないでしょうか?
それほど厳密な選定をお願いするわけではなく、
入稿したファイルを最初に見てくださるオペレータさんの
「直感」と「ファーストインプレッション」でよいのですが…
(買い物かごの構造上、難しいですかね…)

タイトルRe: 標準用紙の中での「おすすめ」
記事No1534
投稿日: 2009/07/14(Tue) 15:04:23
投稿者名刺ショップドットコム < >
お問い合わせいただき誠にありがとうございます。

 ご質問の件ですが、

>「おまかせ」することはできないでしょうか?

 は非常に難しいかと思います。

 基本的には、一番人気のある用紙「レイナR」をお勧めしますが、用紙の質感を含め、主観的な好き嫌いなどが絡むため、それがベストかどうかはやはりお客様のご判断かと思います。

>「直感」と「ファーストインプレッション」でよいのですが…

 お請けするオペレーターによっても判断はことなってくることが想定されますし、何を重要視するかによっても変わってきます。
 とりわけ「直感」となると、やはり「好き嫌い」が優先されるでしょうし、centree様も仰られているように、システム上どれかを選択してご入稿することになりますので、受けた側がその選択を「否定」してまで違う用紙を選択するかといえば疑問があります。

 あえて言うなら、薄色に関わらずベタが多いのであれば「キャストコート」は避けますが、それ以外は絵柄にもよりますが、そう大きな差にはならないかと思います。
 本当に薄色のベタでムラが目立ちそうな倍には、クラークケントなどケント系の用紙の紙目で目立たなくすることも考えますが、濃い色の場合には、断裁面が汚くなるのでケント系は避けます。

 やはり、実際の用紙をサンプルなどでご覧頂き、好みで決められた上で、「大丈夫か」どうかをご入稿時にお問い合わせいただくのが、一番かと思います。

 曖昧なお返事しかできず申し訳ございませんが、ご理解下さい。

タイトルRe^2: 標準用紙の中での「おすすめ」
記事No1535
投稿日: 2009/07/14(Tue) 15:25:18
投稿者centree
迅速なお返事ありがとうございます。

お返事の内容、妥当だと思いますし納得のゆく内容だと思います。
お書き頂いた情報だけでもかなり参考になりますので
データを見直してみて、色の具合を見て、こちらで用紙を選び入稿したいと思います。ご丁寧なアドバイスありがとうございました。

ps.過去の注文を洗い直してみたら…すべて「レイナR」で注文していました(笑)
  今度もたぶんレイナRでの注文になることと思います。
  よろしくお願いいたします。

タイトルRe^3: 標準用紙の中での「おすすめ」
記事No1536
投稿日: 2009/07/14(Tue) 20:05:14
投稿者名刺ショップドットコム < >
毎度ご利用いただき誠にありがとうございます。

 不十分なご返答に対してご理解いただき誠にありがとうございます。

 一般的なお話しとして、コートの度合いが強い用紙は、色のコントラストが強調されます。

 紙に印刷された物の「色」は、そのインクやトナーなどの成分が光を反射することで「色」として認識されます。

 つまり、より反射しやすいコート紙ほど、コントラスト(=色の強弱)がつきやすくなります。
 反面、薄い色(=平アミで濃度が低い)は、ドットが印刷されているところと、されていないところの差が大きく出る(コントラストがはっきりでる)為、結果としてムラが目立ちやすくなります


 一方、非コート紙は、表面平滑度が低く、表面に凹凸があるため、コントラストが抑え気味となるだけでなく、ムラと凹凸が相殺される為、ムラが目立ちにくくなります。
 逆に、濃い色のベタ(例えばK100%など)の場合には、凹凸が目立つようになりますので、均一なベタとはなりません。

 コート紙などのコントラストの強い用紙を使用して薄いベタを綺麗に見せる方法として、「ノイズ」をわざと乗せるという方法があります。
 Photoshopのノイズフィルタなどを用いる方法などが代表的ですが、これは、印刷色そのものに擬似的な凹凸(ノイズ)を作ることで、コントラストの変化を抑え結果として綺麗なベタ色の再現をすることができるようになります。

 かなり高度なTipsですし、全てが一律にうまくいくわけではないのですが、論理を覚えておけば、データ上でも綺麗に印刷する工夫をすることができます。

 余計なお話となってしまいましたが、是非ご活用下さい。

 ご参考までに
 http://meishishop.com/bbs/wforum.cgi?mode=allread&no=1229
 のツリーなどのやりとりでご説明いたしておりますのでご参照下さい。

 今後とも名刺ショップドットコムを宜しくお願いいたします。

 またのご入稿心よりお待ち申しあげております。