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2015
第5回:受け取った時の声かけABC
名刺交換は、自分の連絡先を書いた紙をやり取りするだけの一見単純な動作。
でも誰にでもできる簡単な所作だからこそ、ひとつひとつの所作や、交わす際の声かけでビジネス力が測られるとも言えます。
今回は、交換のタイミングで使えるワンランク上の声かけについて知っておきましょう。
1.相手と同時に名刺を差し出したときの対処方法
①お互い名刺を差し出した状態から、いったん自分の名刺を名刺入れの下に隠す
(ア)「お先に頂戴します」と言って、名刺入れの上で相手の名刺をいただく
(イ)ひと呼吸置いて、自分の名刺を名刺入れの下からスライドさせて前に差出し
「改めまして、○○会社の○○と申します」とあいさつする
2.相手から先に名刺をもらった場合の名乗りかた
①相手の名刺を名刺入れの上に乗せたまま、名刺入れの下(または間)から自分の名刺を差し出す
②「申し遅れましたが、○○会社の○○と申します」とあいさつする
3.初対面ではないが、かなり前なので改めて名刺交換したいときの声かけ
① 名刺入れを持って相手の近くに寄り「恐れいりますが、お久しぶりとなりますので、改めましてごあいさつをさせていただけますでしょうか」とあいさつする
ポイントは、最初は相手と目を合わせ、にっこり微笑みながら声をかけることです。
固い表情のままだと、感じのいい人として相手の印象に残らないので逆効果。
恥ずかしがらずにスマイル、そしてスマートな所作で相手に差をつけましょう。
なお、名刺交換の順序は職位の高い方から行うのがマナー。
自分が上司に同席している際には、先んじて相手方の偉い方と名刺交換をすることのないように気をつけましょう。
記者:大村 美樹子