タイトル | : Re: カラープロファイルの設定画像が見れません |
投稿日 | : 2011/01/06(Thu) 17:59:32 |
投稿者 | : 名刺ショップドットコム < > |
お問い合わせ頂き誠にありがとうございます。
まず、プロファイル設定のページの画像につきましては、リンク切れをしておりましたので修正し、現在は閲覧可能でございます。
ただ、今回の問題は、プロファイルの問題以前の問題かと思われますので、この設定を調整するだけでは、恐らく思ったような印刷結果は得られない物と思われます。
1.プロファイルを全て合わせる
Illustrator・Photoshopなどお使いのアプリケーションのCMYKプロファイルを、できれば「Japancolor2001Coated」にそろえて頂く
2.RGB画像をお使いの場合、一般的なデジカメなどの画像をそのままお使いであれば、RGBのプロファイルは「sRGB」で統一して頂く。
3.その上で、「DC1256GA」に出力する際に、恐らくCMYKシミュレーションか何かの設定項目で「Japancolor2001(コート紙)」といったものがあろうかと思いますので、その設定で出力
上記で印刷された状態が、概ね、データ上の色とお考え頂いて構わないかと思います。
ここで、「画像がかなり暗くなってしまう」のであれば、やはりその画像については色調の調整が必要となります。
画面上で見る画像はRGB色空間の色域(色の再現範囲)を持っており、また、ディスプレイそのものが発光している原理上、(比較して)明るく再現されます。
これに対し、紙への印刷物は、CMYK色空間の色域を持っており、この色域が元来RGBのそれより狭く、特に高彩度(明るくコントラストの強い色)の色が出にくくなっています。また、紙への印刷物は、その色自体がディスプレイなどと違い発光をしておらず、外光を反射しているため、その外光色に影響を大きく受けます。
(逆に言うと、外光より明るい色は表現できません)
これらを踏まえた上で、画面上でCMYK色域をシミュレートし疑似再現をするような仕組みがプロファイルを使用した(狭義の)カラー管理ということになります。
といっても、このあたりは、非常に理解自体が難しいことですので、まずは1〜3を行い、その上で、画像の色調整を行いできる限り希望に近い色で印刷できるようになった状態をデータ化していただく必要がございます。
また、現状で「画像がかなり暗く」という状況から考えると、お使いのPCのディスプレイが「明るく」表示されている可能性も否定できません。
(買ってきたままのディスプレイは、概ね「明るすぎ」&「青すぎ」です。)
現状で、最もデータとして信用できる状態は、上記の1〜3を行って頂いた状態とお考えいただくのが間違いないかと思います。
(逆に言うと、ディスプレイの表示は、データ値としての表示としては正確でないということになります)
色の再現性については、われわれ業者間でも常に問題となる部分で非常に奥が深い部分でもあります。
厳密に言えば会社様でご利用の「DC1256GA」のキャリブレーション(正確な色を印刷する為に行う機器調整)が適切に取られていないといったことも考えられますが、可能性の問題から考えますと、DC1256GAをお使いの会社様であれば、色再現性について考慮されている(Print Serverがセットされていることが前提ですがDC1256GAは一般のコピー機より色再現性にすぐれたモデルです)と考えられますので、その仮説でお話しを進めさせて頂きましたが、重要なのは「正しい色が再現されているであろう出力デバイスに統一する」ことが重要かと思います。
実際には「正しい色が再現されているであろう出力デバイス」が何なのか?どうすればそうなるのか? で、ほとんどの場合つまずくのですが、、、
まず、上記でできるかお試しいただいた上で、再度ご相談いただければと思います。