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| タイトル | ： Re: 透明部分の分割・統合 |
| 投稿日 | ： 2009/08/02(Sun) 15:26:12 |
| 投稿者 | ： 名刺ショップドットコム < > |
お問い合わせいただき誠にありがとうございます。
ご質問の件ですが、ほとんどの場合において印刷に影響いたしませんが、希に境界線が印刷される場合がございます。
まず、「透明部分に分割・統合」をかける必要性についてですが、（お使いのバージョンの）ａｉ形式で保存される場合には（弊社にご入稿いただく場合においては）必要ございません。
印刷会社様によってはバージョンが低いイラストレーターしか対応せず、「透明部分に分割・統合」を行わないと処理ができない場合がございますが、弊社ではＣＳ４まで対応いたしておりますので、そういった面でのご心配は必要ございません。
ただ、「アピアランスの（を）分割（・拡張）」（バージョンによって表記が異なります）は行っていただくことをお勧めいたします。
これは、ドロップシャドウやぼかしのアピアランスを属性を保持（分割・拡張しない状態）したままですと、こちらで処理する際に、ドロップシャドウの方向やぼかしの解像度が変わってしまう恐れがあるからです。
イラストレーターのアピアランス系のフィルタや効果は大変便利である反面、実はパラメーター（特に「ドキュメントのラスタライズ効果設定」）を適正にお使いになられている場合が希で、そもそも非常に危険を伴う処理となっています。
そういったことから、印刷会社様によってはそういった処理そのものを嫌う風潮があることは事実としてあります。
弊社でも、その手のクレームが全くないわけではないのですが、ある程度経験的に予想がつくものについてはこちらで調整はいたしております。
はじめのご質問に戻りますが、「色地と画像の境目に白い線」をイラストレーターの画面表示で最大にしても表示されるかどうかが目安になります。
該当部分をルーペツールなどで拡大表示しても白く境界線が表示される場合には印刷にも影響を与えますが、拡大して表示されない場合には、まず影響はないかと思います。
あとは、該当部分を含むオブジェクトを選択肢、「オブジェクト」−「ラスタライズ」コマンドでラスタライズ（画像化）して、当該部分がどうなるかによっても確認できます。
※この方法は理解して使用されないとリスクを伴いますので、ご注意下さい。お試しになられて問題が起こっても弊社ではサポートできません。
（ラスタライズ処理は、この場合、現象を確認する為に行う物ですので、ラスタライズ前のデータを生かして下さい。ラスタライズされた物をご入稿される場合には、解像度に注意して下さい。）
この現象は、ほとんどの場合、単なる表示上の問題であることがほとんどなので、無視してもよいと考えることが多いのですが、くせ者なのが、「透明部分に分割・統合」のかけ方（かかり方？）によっては、実際に印刷されてしまう事も希にあることです。
となると、経験的に、、、というお答えしかできず、保証もできないのですが、弊社にご入稿いただく限りは「透明部分に分割・統合」をかけず、（ご利用のイラストレーターのバージョンで）ａｉ形式で保存されるのが一番安全な方法かと思います。（「アピアランスの分割」はできる限りして下さい。）
以上、宜しくお願いいたします。